行政書士の仕事は幅が広いと実感したこと①
皆さん、こんにちは!ともしび行政書士・社会福祉士事務所の黒田正実です。
まだ梅雨が明けていないのに、すでに明けたかのような猛暑が全国で続いていますね。高知もここ数日カンカン照りで熱中症警戒アラートが早くも発動し、長い夏になることを予感させますね。皆さん、体調には十分気を付けてお過ごしください。
さて、今回は、私が仕事を受任した中から行政書士の仕事って本当に幅が広いなあと実感させられた仕事を2回に分けて紹介します。
行政書士法では、行政書士の業務について、 「行政書士は、他人の依頼を受け報酬を得て、官公署に提出する書類その他権利義務又は事実証明に関する書類を作成することを業とする。」と書かれています。
私は介護福祉業界での経験が長いことから、高齢者や障がい者の成年後見や相続・遺言などいわゆる「民亊法務」と呼ばれる分野の仕事を中心に想定し、行政書士事務所を開業しました。
しかし、初めて頂いた依頼は全く想定していないものでした。
それは、私の所属する社会福祉士会の会員さんからの依頼でした。
この会員さんが保佐人をしている、被保佐人の方が、自分の農地を相手方に売りたいので、農地売買の許認可申請を代行してもらえないかという内容でした。
農地法に基づく許認可申請など、もちろん全く行ったことはなく、自身もありませんでした。
最初は他の農地に詳しい行政書士の先生にお願いしようかと考えました。
でも、考えてみるとこれも被保佐人の方の権利を守ることにつながることであるからと思い直し、初めてであることを依頼者に断りをいれて、それでもお願いしたいということでしたので、受任させて頂くことにしました。
農業委員会とのやりとりなど、介護福祉の世界で生きてきた自分には全く初めてのことであり、だからこそ新鮮な体験でした。受任したら必死で調べますし、聞きもします。
農業委員会の担当の方にも初めてであることを正直に告げ、丁寧に一から申請書類の書き方などを教えて頂きました。
行政書士ができる仕事は3千種以上あると聞きます。
自分が全く想定していなかった仕事を受けることで、自身の幅も広がります。
そのことを実感した経験でした。
次回もなるべく間をあけず((;^_^A 続きを書きたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。